アジア、アフリカ、北中米カリブ海、南米と各地で熱戦が行われている。
南米以外は2次予選段階なので、W杯出場はまだ夢という国も多い。
一方でそうした国々の挑戦を受ける強豪国、いわゆるW杯を本気で狙っている国が、
今、軒並み苦戦している。
以下( )内は2008/6/4のFIFAランキング。
まずアフリカ。4ヶ国ずつ12組に別れ、現在3試合を消化し折り返しだ。
1組のカメルーン(13)はトップだが、アウェーのタンザニア(101)戦でスコアレスドローに持ち込まれ、
2組のカーボヴェルデ諸島(109)とは勝点1差だ。
3組のアンゴラ(55)はウガンダ(99)に敗れ、ベナン(101)と3ヶ国が同勝点で並んでいる。
5組のガーナ(16)もアウェーのガボン(94)戦で完敗、リビア(84)との三つ巴になっている。
6組のセネガルもリベリア(136)、ガンビア(95)戦でドローに終わり、ガンビアに勝点で並ばれた。
7組のコートジボワール(25)も1勝2分でボツワナ(107)と同勝点となっている。
8組のモロッコ(40)はアウェーのルワンダ(106)戦で完敗、現在2位。
9組のチュニジア(50)もブルキナファソ(111)に敗れ、全勝を許して現在2位。
11組はトーゴ(69)、ザンビア(70)がスワジランド(161)に首位を走られている。
12組のアフリカ王者エジプト(23)はマラウィ(126)に敗れ、同勝点ながら得失点差で3位に沈む。
安泰なのは唯一全勝の4組ナイジェリア(34)くらいだ。
北中米カリブ海でも2次予選が始まり、シード国が登場した。
アメリカ、メキシコなどは順当、グアテマラやジャマイカも大勝発進したが、
その中で、トリニダード&トバゴ(87)がバミューダ(139)に敗れ、
コスタリカ(75)がグレナダ(143)にドローに持ち込まれた。
それに比べれば、アジア2次予選は比較的安泰だ。
ポッド1、ポッド2の国がほとんど順当に最終予選に進んでいる。
今週末の最終節まで持ち越されたのが、1組のイラクとカタール、5組のUAEとシリアだ。
アフリカや北中米カリブ海はまだ結果が出たわけではないが、
それらに比べてもアップセットは少ないといえるだろう。
ただW杯予選ではないが、SAFF(南アジア)選手権決勝ではモルディブがインドを破って
初優勝を遂げた。
ちなみにタイトルの「Tough Day for Big Guns」は、アフリカ予選で波乱が続出した
6/14のレポート時に FIFA.com が使ったフレーズである。
【関連記事】
ナショナル・マッチ・デー 2008年6月の陣

敗戦に落胆するアンゴラのNorberto Mulenessa
08/6/14 南アフリカWCアフリカ2次予選 vs.ウガンダ 1-3 (AFP/Walter Astrada)


アフリカは画像が少ないので、このエントリーでまとめてみました。
日韓→ドイツでも5ヶ国中4ヶ国が入れ替わりましたしね。
ただ今年1月のネーションズカップを見る限り、
ベスト4がエジプト、カメルーン、ガーナ、コートジボワールと順当だったので、
最終的にはその辺に落ち着くのでしょうが。。
今のところ最終予選でも期待できそうなのはブルキナファソ、マラウィあたりでしょうか?
ただアフリカ予選ではホームチームがホントに強いですよね。
戦前も含めていろいろキナ臭い事もあるのでしょうか? 詳細は判りませんが。。
アジアはカブラルさん命名の「シード5」の牙城は崩れるのか?
バーレーン、イラク、ウズベキスタンまでの8ヶ国の争いでしょうか?
もちろん日本は安泰でないと困りますが。。
となると直前のW杯と出場国が大幅に入れ替わる可能性も高いという事でしょうか。見る楽しみというのはその方があるワケですけれども。アフリカとしては地元W杯なのでより「出たい」という熱意が高いのもあるのでしょう。最終的結果が他人事ながら楽しみです。
その分だけアジアで波乱が無いというのがなんとも世界の物好きには申し訳ないというか。日本代表を応援する分としてはいいのですが、アジアからの出場国が固定されてくる様で下位国との格差が広がりそうです。自分は今回のアジアの様な予選方式はどうかと思っているのですが、SAFFの皆様とも予選をやりたかったなぁ。
W杯への予選はまだ始まったばかり、に見えてアジアではそろそろ最終予選の足音です。アジアではこのまま無風なのでしょうか、それとも何かが起こるのでしょうか。来年はどうなっていますかね。