【86年メキシコW杯】
イングランド代表(UMBRO)が協会エンブレム下に「FIFA WORLD CUP MEXICO'86」と
刺繍を入れた。
またスコットランド代表(UMBRO)も同様に刺繍を入れた。(詳細調査中)
これが、代表ユニフォームに大会名が入った最初の事例と思われる。
【90年イタリアW杯】
西ドイツ代表(adidas)が左胸の協会エンブレム下に「ITALIA'90」、
イングランド代表(UMBRO)は協会エンブレム下に「FIFA WORLD CUP ITALY'90」と刺繍を入れた。
準決勝では、この2ヶ国が激突した。
【ユーロ92スウェーデン】
イングランド代表(UMBRO)とスコットランド代表(UMBRO)は、エンブレム下に
「EURO 92 SWEDEN」の刺繍を入れた。西ドイツ代表(adidas)は調査中。
フランス代表(adidas)はエンブレム下に「対戦国 FRANCE EURO 92」のパッチを入れた。
【94年アメリカW杯】
出場24ヶ国中、唯一スイス代表だけが、協会エンブレムの上部に「WORLD CUP'94」の刺繍を
入れた。
Ciriaco Sforza(スイス)
94/6/27 アメリカWC A組第3戦 vs.コロンビア 0-2 (写真データ不明)
【ユーロ96イングランド】
初めて参加チームのユニフォームの袖に大会パッチがついた。
右袖にFIFAフェアプレイ・パッチ、左袖に大会パッチ
フランス(ホーム)、ブルガリア
右袖に大会パッチ、左袖にFIFAフェアプレイ・パッチ
イングランド、オランダ、スイス、スコットランド、スペイン、フランス(アウェー)、
ルーマニア、イタリア、ドイツ、ロシア、チェコ、ポルトガル、クロアチア、デンマーク、トルコ
Hristo Stoitchkov(ブルガリア)
96/6/13 ユーロ96(イングランド)B組第2戦 vs.ルーマニア 1-0(ニューカッスル) (写真データ不明)
【98年フランスW杯】
ユーロ96のように大会パッチは付けられず、出場32ヶ国全チームの胸に大会名の刺繍が入った。
英語、フランス語、スペイン語で、全部で6種類ある。
「FIFA WORLD CUP FRANCE 98」(16ヶ国)
「FIFA WORLD CUP FRANCE 1998」(3ヶ国)
「COUPE DU MONDE FRANCE 98」(4ヶ国)
「COUPE DU MONDE FIFA FRANCE 98」(3ヶ国)
「COPA MUNDIAL FIFA FRANCIA 98」(5ヶ国)
「COPA DEL MUNDO FIFA FRANCIA 98」(1ヶ国)
詳しくは
「フランスW杯 各国代表ユニフォームの大会名刺繍」
【ユーロ2000オランダ/ベルギー】
ユーロ96に続き、参加16ヶ国全てが右袖に大会パッチ、左袖にFIFAフェアプレイ・パッチを付けた。
Filippo Inzaghi(イタリア)
00/6/24 ユーロ2000(オランダ/ベルギー)準々決勝 vs.ルーマニア 2-0 (REUTERS/Akira Sato)
【02年日韓W杯】
ワールドカップとしては初めて、全チームのユニフォームの右袖に大会パッチが付けられた。
ただ厳密に言うと、大会パッチではなく大会ロゴプリントである。
アジアで初めて行われたこの大会では、湿気対策として「ユニフォームの軽量化」が図られた。
各国協会エンブレムもワッペンではなくプリントとなり、大会ロゴも同様となった。
プリントの為、ほとんどの国が単色で処理をした。
またadidasは、袖の3本ラインにロゴプリント用のスペースを空けた。
El Hadji Diouf(セネガル)
02/6/22 日韓WC 準々決勝 vs.トルコ 0-1 (getty images/Alex Livesey)