2010/6/18
ヒュンメルは、アフガニスタンサッカー代表チーム(FIFAランキング193位)をサポートする契約を結びました。アフガニスタン代表は南アフリカには出場しませんが、その代わり彼らには彼ら自身のヒストリーがあります。
1996年から2001年のタリバン政権の時代、サッカーをはじめ、スポーツは不法なものであると禁じられており、カブール国立競技場は処刑場として使われていました。
時が変わり、今日アフガニスタン国民は、たくさんの人が殺されたこの競技場でスポーツをしています。サッカーはいまだに一般的なスポーツとしては考えられていませんが、このような発展を遂げているこの国をサポートすることは、ヒュンメルにとっては価値のあることです。
「私達ヒュンメルは、スポーツは生活におけるお祭りのようなものだと捉えています。アフガニスタンでも同じようにサッカーというスポーツを通じてこれまでとは違う明るい未来や喜びを見つけてくれるものと信じています。」と、ヒュンメルのオーナーであるクリスチャン・スタディールは述べています。
今回のヒュンメルとの新しいスポンサー契約はアフガニスタンチームにとって大きな意味を持ちます。アフガンオリンピック委員会の代表者、Taher Mohammad Humayun氏は今回の契約について、次のように述べています。
「私たちは、今回のスポンサー契約をとても喜ばしく思います。アフガニスタンのサッカーの未来は、今回のスポンサー、これからのサポートにゆだねられています。私達はスポーツをすることが、戦争や荒廃といったものより以上に大切であると信じています。今回のヒュンメルのようなヨーロッパブランドとの提携は、アフガニスタンにとっても、とても重要なステップであると考えています。」
以上、抜粋終わり
hummelはデンマークがadidasにサプライヤー変更後は、リトアニアなどのサプライヤーとしてしか活動していないが、かつてはチベットや北朝鮮など政治的な注目国をサプライする実績があったが、今回もその活動の一環とみられる。
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寂しいですが、もうW杯に出るようなメジャー国のサプライは資金力のあるメーカーしかできなくなってしまうのかもせれませんね。
そういうなかで、マイナー国でも政情など話題になる国のサプライがメーカーの差別化としては有効なのかもしれません。
サプライヤーとして消え行くメーカーもある中頑張って欲しいですね。