チリ代表、応援メッセージTシャツで災害鉱山作業者を激励(テストマッチ・ウクライナ戦)

(以下、報知新聞から抜粋)

南アフリカW杯16強のチリは、敵地でウクライナに1-2で惜敗した。チリ北部コピアポ郊外の鉱山落盤事故で、地下約700メートルに閉じ込められている33人の作業員も観戦し、チリ代表選手は「頑張れ鉱山作業員」と書かれた白いシャツを着てピッチに登場し、励ましのメッセージを送った。

Chile-FUERZA MINEROS-pose.jpg
FUERZA MINEROS(頑張れ鉱山作業員)シャツを着用しての集合  (REUTERS)

33人の作業員が閉じこめられた地下約700メートルの避難所に、スタジアムの大歓声とキックオフの笛の音が鳴り響いた。

ファイバースコープを使った映像システムで、同国でも絶大な人気を誇る、代表チームの試合が生中継された。作業員は50インチのスクリーンの前で、国旗を掲げながら試合を楽しんだ。チリ代表は「FUERZA MINEROS(頑張れ鉱山作業員)」と胸に書かれたシャツを着て登場。前半36分、後半20分にウクライナの連続ゴールで2点を先行された。完封負け寸前、試合終了間際に1点を返した。ゴールしたウディネーゼ(イタリア)に所属するDFイスラ(22)は「勝ちたかった」と、悔しがった。試合前ビエルサ監督は「閉じこめられている彼らのために、できることは何でもしたい」と話していたが、勝利には結びつかなかった。

100907-Ukraine-2-1-Chile.jpg
Alexander Romanchuk(L ウクライナ) & Hose Pedro Fuensaliyda(R チリ)
 10/9/7 テストマッチ ウクライナ2-1チリ(キエフ)  (AP Photo)

作業員の中には、チリ代表として1984年ロサンゼルス五輪予選を戦ったフランクリン・ロボスさん(53)もいた。「選手たちはよく戦ってくれた。私たちも戦っている。未来は明るいと思う」と話した。試合を見ながらロボスさんは、仲間に試合を解説もした。現役引退後に始めた事業が失敗し、バス運転手などを経て鉱山で働き始めた。同国経済の柱をなす鉱山企業は、サッカークラブの有力スポンサーでもあり、引退前の選手は、鉱山労働者への再就職をあっせんされることがよくあるという。

 室内気温30度、湿度88%の蒸し暑さが続く避難所で、全員が皮膚の炎症、足の水虫や擦り傷に悩まされている。なにより家族と離れて、隔離された不自由な生活の中で、精神的なダメージは計り知れない。救助活動支援で現地入りしている米航空宇宙局(NASA)の専門家は「作業員が鉱山を出た時に仕事が始まる」と話し、救出後の心のケアが重要な仕事になるとの見方を示した。

 チリ代表のピッチ上の頑張りは、地下700メートルの作業員たちに届いた。

Chile-FUERZA MINEROS-family-1.jpg Chile-FUERZA MINEROS-family-2.jpg
待機所で試合を見つめる作業者の家族たち  (AP Photo Getty Images)

【関連記事】
 チリ鉱山事故とサッカー 今ココ (Football Web Magazie Qoly.com)







posted by yuuki_ono_99 at 17:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南米(CONMEBOL) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/162028212

この記事へのトラックバック