ドイツW杯・ユニフォームメーカーの戦い(決勝トーナメント編)

【決勝トーナメント1回戦】 NIKE5 adidas4 PUMA3 UMBRO2 lotto1 marathon1 
 8試合中、三大メーカーの直接対決は3試合。adidas-NIKE(アルゼンチン-メキシコ)はadidas、
 PUMA-NIKEの2試合(イタリア-オストラリア、ブラジル-ガーナ)は1勝1敗だった。
 同一メーカー同士の潰し合いは2試合。NIKE(ポルトガル-オランダ)、adidas(フランス-スペイン)は
 メーカー担当者を嘆かせたに違いない。
 あとの3試合は他メーカー絡み。adidas-UMBRO(ドイツ-スウェーデン)、
 UMBRO-marathon(イングランド-エクアドル)、 lotto-PUMA(ウクライナ-スイス)は
 それぞれ前者が勝利を収めた。
ドイツ−スウェーデン.jpg アルゼンチン−メキシコ.jpg イングランド−エクアドル.jpg ポルトガル−オランダ.jpg イタリア−オーストラリア.jpg スイス−ウクライナ.jpg ブラジル−ガーナ.jpg スペイン−フランス.jpg

【準々決勝】 adidas3 NIKE2 PUMA1 UMBRO1 lotto1
 ベスト8に3ヶ国を送り込んだadidasはドイツ-アルゼンチンで潰し合ったが、
 NIKEとの大一番(フランス-ブラジル)で絶対優勝候補を蹴落とした。
 ブラジルを失ったNIKEはポルトガルがUMBRO(イングランド)を下した。
 唯一残ったPUMAはlottoを下して(イタリア-ウクライナ)、進撃。
ドイツ−アルゼンチン.jpg イタリア−ウクライナ.jpg イングランド−ポルトガル.jpg ブラジル−フランス.jpg

【準決勝】 adidas2 PUMA1 NIKE1
 文字通り三大メーカーが激突した準決勝。PUMA-adidas(イタリア-ドイツ)と
 adidas-NIKE(フランス-ポルトガル)を制し決勝に進んだのは、PUMAとadidas。
ドイツ−イタリア.jpg ポルトガル−フランス.jpg

【3位決定戦・決勝】
 3決はadidas-NIKE(ドイツ-ポルトガル)。開催国が面目を保った。
 そして迎えた決勝はPUMA-adidas(イタリア-フランス)。激闘の末PUMAが凱歌をあげた。
 決勝進出も一度もなかったPUMAは悲願のワールドカップ初制覇を果たした。
ドイツ−ポルトガル.jpg イタリア−フランス.jpg

【参考:過去の決勝を戦ったユニフォームメーカー】
 2006 イタリア(PUMA)      フランス(adidas)
 2002 ブラジル(NIKE)      ドイツ(adidas)
 1998 フランス(adidas)     ブラジル(NIKE)
 1994 ブラジル(UMBRO)    イタリア(DIADORA)
 1990 西ドイツ(adidas)     アルゼンチン(adidas)
 1986 アルゼンチン(le coq)  西ドイツ(adidas)
 1982 イタリア(le coq)      西ドイツ(adidas)
 1978 アルゼンチン(adidas)  オランダ(adidas)
 1974 西ドイツ(adidas)     オランダ(adidas)
 1970 ブラジル(ATHLETA)   イタリア
 1966 イングランド(UMBRO)  西ドイツ

これ以前は調査に時間がかかりそう。sportgoodscultさん、分かりますか?


posted by yuuki_ono_99 at 12:53 | Comment(3) | TrackBack(0) | ユニフォームメーカー研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>sportgodscultさん

さすがのコメントありがとうございます。
持つべきものは…って感じです。

さて、70ブラジルのATHLETAに関しては
以下のサイトから情報を得ました。

http://www.boots-room.com/04intro/works/national-01.html

http://www.soccershop-fantasista.com/athleta.html

また66年は16チーム中15チームがUMBROという
情報は僕も確認していますが、西ドイツがUMBROって
ありえない気がしますね。

また何か情報あったら、お願いします。
Posted by yuuki_ono_99 at 2006年08月16日 04:39
すいません、さっそく訂正です。
ちょっと気になってよく調べましたが、アンブロが発表している資料では↓とのこと。

1958 - Brazil wins the World Cup wearing UMBRO
1962 - Brazil wins the World Cup wearing UMBRO
1966 - 15 out of the 16 participating teams wear UMBRO
1970 - Brazil wins the World Cup in UMBRO

正直これも、ホントかなァ?、という印象ですが。
1966年大会で着用しなかったのは、並びから考えるとアジア唯一の出場国・北朝鮮ですかね…。
ただ、adidasと西ドイツ代表の関係から考えると、どうにも考えにくいのですが。。。
(創業者のアドルフ・ダスラーは、1954年のスイス大会ではすでに西ドイツ代表チームに帯同し、チーム全員のシューズの面倒を見ています)
この時代は資料が少ないので、検証が難しいですね。
Posted by sportgoodscult at 2006年08月15日 23:50
アスレタは1958年からブラジル代表をサポートしており、
1962 ブラジル (ATHLETA) チェコスロバキア(?)
1958 ブラジル(ATHLETA) スウェーデン(?)

ということのようですね。

adidasがアパレルの生産を始めたのは、公式には確か1970年頃のはずですが、それ以前にもトップチームへの供給用のアイテムは作っているようなので、1966年あたりはadidasの可能性も高い(少なくとも他のブランドであることは考えにくい)と思います。

しかし管理人さん、諸々の集計お疲れ様でした。
コレ、ホントは各スポーツブランドの広報がやる仕事ですよ。。。
Posted by sportgoodscult at 2006年08月15日 23:29
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