サッカーユニフォーム用語集

【総合(TOTAL)】
ユニフォーム (uniform)
日本語の「ユニフォーム」は「団体スポーツにおいてチームとして統一性を持った服装」を指すが、英語の「uniform」は「企業、学校、軍隊など組織としてのそろいの服装・作業着」を指し、英語でスポーツユニフォームのことは「kit」と表現されることが多い。

よって「football uniform」という表現は和製英語であり、それを知らずに本サイト名を登録した際にその表記を含めてしまった為、海外からアクセスが増えた今、英語圏のアクセス者からは「football-uniform.seesaa.net」というサイト名は、奇異に映っているかもしれない。

新聞や雑誌などのマスコミで使われる表記辞書の1つ、共同通信社発行の「記者ハンドブック/新聞用字用語集」によれば、新聞等で記載する文字の推奨は「ユニホーム」であると書かれており、新聞・雑誌ではユニホームと表記されることも多いが、本サイトではこだわってユニフォームと表記する。

キット (kit)
前項のように英語では、トレーニングウェアやシューズも含めたチームウェア全般を表す用語だが、本サイトではシャツ+パンツ+ソックスのセットを表す。


【アイテム(ITEM)】
シャツ/ジャージ(shirt/jersey)
キットの中で一番デザインを重視するアイテムがシャツである為、日本語の「サッカーユニフォーム」は「Football Shirts」と表現する。ジャージと表記する場合は、完全に単体を指す。

パンツ/ショーツ(pants/shorts)
日本語では「パンツ」、英語では「shorts」と表現することが多い。キットデザイン上では地味なアイテムである。

ソックス/ストッキング(sox/stocking)
やはり日本語では「ソックス」、英語では「stocking」と表現することが多い。折り返しのラインや、ツートン、ボーダー等でデザインの主張をするアイテムでもある。


【モデル(MODEL)】
ホーム(home)
サッカーの場合大きな国際大会を除くとホーム&アウェイで戦われることが常である。ホームモデルはそのチームを象徴するユニフォームで、ナショナルカラー、クラブカラーをベースとしたデザインである。

アウェー(away)
多くのチームでアウェイモデルには白が採用されることが多いが、ホームモデルのポイントカラーをアウェイカラーとして採用したり、その年のモデルによって、遊び心のある珍しい色が採用されることもある。なお日本語表記をアウェーとするかアウェイとするかは議論が別れるところだが、本サイトではアウェイと表記する。

サード(third)
クラブチームの場合、カップ戦用や記念モデル等でサードモデルを投入するケースが多いが、代表チームの場合、サードモデルをリリースすることはまれである。

センテナリオ(centenario)
 100周年を意味する。やはりクラブチームではよくリリースされるが、代表チームではあまり例がない。

オーセンティック(authentic)
本物の、という意味で、選手が実際に試合で着用するモデルのこと。「オーセン」とも略される。一般販売されているユニフォームの中では最高峰のもの。大会バッジ等含めて完全に実試合仕様にするほど価値が高くなる。速乾性・吸汗性に優れた素材を使用している為、耐久性は低い。

レプリカ(replica)
一般販売用として作られたユニフォーム。オーセンティックとは縫製が異なり、機能性よりも「切れない」「破れない」「着脱しやすい」といった実用性が重視されている。


【デザイン(DESIGN)】
Ukraine-09-adidas-home-asymmetry.jpgアシンメトリー(asymmetry)
左右非対称を表す。サッカーユニフォームの場合左右対称(シンメトリー)のデザインが多いが、アシンメトリーデザインを採用することで個性的なデザインとなる。古くはドイツ92年adidas、日本93年asics、アメリカ94年adidas(アウェー)、ジャマイカ98年unlsport、クロアチア98年lotto等が有名。06年以降adidasがアシンメトリーのテンプレートを発表し、デザインの大きな流れにもなった時期があった。






Ireland-11-UMBRO-home-stripe.jpgストライプ(stripe)
縦の縞模様を表す用語。サッカーユニフォームでは代表、クラブを問わず採用するチームは多い。アルゼンチン代表、パラグアイ代表、ACミラン、アトレティコ・マドリード等が有名。アイルランド11年UMBROのように無地に入る細いストライプはピンストライプという。









France-11-adidas-away-horizontal-stripe.jpgボーダー/ホリゾンタル・ストライプ(border/horizontal stripe)
水平の縞模様を表す用語。サッカーユニフォームのデザインでは希少だが、フランス11年NIKEアウェーモデルが有名。英文のサイトでは「horizontal stripe(ホリゾンタル・ストライプ)」の方が多用される。









Guatemala-11-UMBRO-home-diagonal.jpgバイアス/ダイアゴナル(bias/diagonal)
斜めを表す用語。バイアスに入ったタスキデザインといった使い方をする。英文のサイトでは「diagonal(ダイアゴナル)」の方が多用される。

サッシュ(sash)
軍服の肩から腰にかけてタスキ状に掛ける布。勲章を付けたり装飾用に使われる。サッカーユニフォームではタスキモチーフを使ったデザインを指し、ペルー代表やグアテマラ代表が有名だが、2010年以降各国、各クラブでもトレンドとなっている。




Costa Rica-06-Joma-home-free-hand.jpgフリーハンド(free hand)
ユニフォームに入るストライプや模様等を手描き風にしたデザイン。コスタリカ06年Joma、アフリカ各国10-11年PUMAアウェー等が有名。日本代表14-15年「円陣」モデルの背面上部に入ったモチーフもフリーハンドで描かれている。 








South-Africa-09-adidas-confederations-motif.jpgモチーフ(motif)
フランス語で、毛糸編みやレース編みで、いくつかの小片ををつなぎ合わせて作る場合、その個々に編んだ小片を言う。ユニフォームの場合、そのデザインの基となるものを指す。国旗モチーフのタスキ(ロシア12年adidas)とか、伝統紋様をモチーフとしたプリント(ウクライナ12年adidas)等のように表現する。






【型/パターン(PATTERN)】
テンプレート(template)
コンピュータでひな形となるデータを指す。ユニフォームではメーカーが作った基本デザインのことを指す。このテンプレートに各国固有のカラーを当てはめてオリジナルモデルを作っていくが、テンプレートが同一だと似たイメージのモデルになってしまう。

Côte d'Ivoire-12-PUMA-home-trim.jpgトリム(trim)
飾り、装飾物のこと。12-13年アフリカ各国ホームモデルの襟の脇に配された国旗をモチーフとしたトリムという風に使う。









Portugal-12-NIKE-home-panel.jpgパネル(panel)
長方形の別布を表す。ブラジル10-11年NIKE、ポルトガル10-11年NIKEなどは胸にパネルが配されている。

















posted by yuuki_ono_99 at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | このサイトについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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