ここでは準決勝進出の男女8チームの移動距離を見てみる。なおここではグループリーグ第1戦から準決勝までの5試合分の移動距離(陸路換算)を単純に加算したものであり、イギリス国内に入ってから初戦開催地までの移動や、空路移動の設定、ベースキャンプ地がある設定とはしていない。
地図中の@-Bはグループリーグ、Qは準々決勝、Sは準決勝を表している。

日本はグラスゴーを起点に徐々に南下し、関塚監督の言葉通り「やっとロンドンに辿りついた」印象。
移動距離は4チーム中最も長くて1060キロ。

メキシコもニューカッスルを起点にカーディフ経由でロンドン入りしているが、大きな利点は準々決勝からロンドン入りしており、準決勝日本戦まで移動がないこと。移動距離は784キロ。



ブラジルはカーディフを起点に北上。グループリーグ第2戦以降の4試合をマンチェスターとニューカッスルの往復で済ませられた為、移動は4チーム中最も少なくて644キロ。

ホスト・イギリスを倒した韓国は、ニューカッスルを起点に一旦ロンドン入りしたが、さらにカーディフ、マンチェスターと再北上する為、精神的にきついかも。移動距離は1039キロ。



フランス女子はグループリーグと準々決勝を北部のグラスゴーとニューカッスルで行い、準決勝にして初の長距離移動をしてロンドン入りとなる。総移動距離は1139キロと長く、直前の長距離移動が日本戦に響くか?

なでしこは佐々木監督のプラン通りF組2位通過でカーディフに残ったことが奏功し、全チーム中最も短い移動距離450キロでフランスと対する。



ホスト・イギリスを倒したカナダ女子も、グループリーグから準々決勝までを中部のコベントリーとニューカッスルの往復でまかない、準決勝もその間のマンチェスターに乗り込む為、移動回数は少ないが距離は831キロ。

アメリカ女子も、北中部の3都市間の移動だけで済ませており、移動距離は少なく680キロ。

