来る3月5日の国際マッチデーでコソボ代表はハイチ代表と親善試合を行うが、その試合に連盟はマンチェスター・ユナイテッドのアドナン・ヤヌザイ選手に招集要請をした。ヤヌザイ選手はベルギー出身だが、両親はコソボ出身のアルバニア人でベルギー、コソボ、アルバニア、トルコ、セルビアの代表資格を持つ。また、23歳までイングランドに滞在すれば、同国代表の資格も持てることから、英メディアはヤヌザイ待望論を唱えている。
連盟のサリフ事務局長は「彼は歴史的な瞬間に立ち会う姿を国民に示す義務がある。試合への出場は彼が国民を忘れていないということを示すものだ。10分か15分の出場だけでよい。これは親善試合。将来的にどの代表でプレーするかを選択する上での障壁にはならない」と話した。
しかしヤヌザイ選手は結局出場要請を断ることになるようだと父親が明らかにしている。イギリス『スカイ・スポーツ』が同選手の父親のコメントを伝えている。「私はそこで生まれたので、息子が(コソボ)代表チームでプレーしてくれればうれしいとは思う。だがデリケートな問題だ。コソボサッカー協会はまだFIFAに加盟していないからだ」「いつかアドナンがコソボでプレーすることもあるかもしれない。だが今のところ、そうはならないだろう。色々なことについて考える時間は十分にある」
なおコソボ代表のユニフォームはなかなか画像が見つからない。wikipediaではadidasのモデルが掲載されているし、PUMAの画像もアップされたりしている。また同じくコソボ出身のスイス代表選手グラニト・ジャカ(Granit Xhaka)のFacebookページでは、NIKEモデルの画像も見られ、注目される。
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