一方アウェイのジェノア戦に先発した本田圭佑も、PKを含むハットトリックと爆発。リーグ戦初得点の喜びを爆発させた。チームも4-2で快勝した。
香川は、前半15分ビディッチからのロングパスにディフェンスラインを抜け出して反応、守備範囲の広さを誇るバイエルンGKノイアーもかわし、無人のゴールに蹴り込んだ。さらに後半開始早々、ルーニーとのワンツーで中央を突破、香川らしい得点で2点目をゲット。真骨頂は1点差に迫られた後半32分、ドリブルで左サイドに侵入し、切り返しからセンタリングを狙うと見せかけてノイアーの股下を抜く芸術的なゴールでダメを押した。
一方、本田は前半22分、得意の正面右からのFKを、南アW杯デンマーク戦を思わせる無回転シュートをネットに突き刺しリーグ戦初得点。さらに前半42分にはポストに入ったバロテッリからの落としを蹴り込んで2点目。後半31分には自らが倒されてPKを得たカカが、ボールを本田に手渡してキッカーに指名するという粋な計らいでチャンスを得たPKを決めてハットトリックを達成した。
今季、結果が出せなくて苦しんでいた日本のWエースが、奇しくも同じ日に最高の結果を出して復活。ブラジルW杯へ最高の弾みとなった。