コラム「初戦黒星で予選リーグ突破は8.7%」を検証する そこに見つけた共通点は日本代表に当てはまるか?

我が日本代表がグループリーグ初戦でコートジボワール代表に敗れた後、ネットや新聞各紙を飾った
「初戦黒星で予選リーグ突破は8.7%」

現行方式(32チーム)で争われるようになった1998年フランス大会以降で、初戦黒星のチームが1次リーグを突破したのは46チーム中、わずか4例しかない、というものだ。その4例を検証してみよう。

2002年日韓ワールドカップ C組 トルコ

 組合せ:ブラジル・トルコ・コスタリカ・中国
 展望:本命ブラジル、対抗トルコ。コスタリカ、中国に目はなくで無風に近いだろう。

 第1戦:ブラジル2-1トルコ 中国0-2コスタリカ
      1位:コスタリカ(3/+2) 2位:ブラジル(3/+1) 3位:トルコ(0/-1) 4位:中国(0/-2)

 第2戦:ブラジル4-0中国 コスタリカ1-1トルコ
      1位:ブラジル(6/+5) 2位:コスタリカ(4/+2) 3位:トルコ(1/-1) 4位:中国(0/-4)

 第3戦:コスタリカ2-5ブラジル トルコ3-0中国
      1位:ブラジル(9/+8) 2位:トルコ(4/+2) 3位:コスタリカ(4/-1) 4位:中国(0/-7)

 総括:トルコは初戦ブラジル戦黒星は想定内だったが、2戦目2位を争うと見られていたコスタリカとの
    決戦をドローで終え絶体絶命となったが、3戦目で中国に3-0で完勝、裏では連勝のブラジルが
    手を抜かずコスタリカに大勝した為、得失点差でひっくり返した。
    ラウンド16で開催国日本を破ったトルコは準々決勝でセネガルを降しベスト4へ進出。
    準決勝では再びブラジルに敗れたものの、3位決定戦でも開催国韓国を降して3位に輝いた。

2006年ドイツワールドカップ E組 ガーナ

 組合せ:イタリア・チェコ・アメリカ・ガーナ
 展望:本命イタリア、対抗チェコ。初出場のガーナはどこまで強豪に通じるか。

 第1戦:アメリカ0-3チェコ イタリア2-0ガーナ
      1位:チェコ(3/+3) 2位:イタリア(3/+2) 3位:ガーナ(0/-2) 4位:アメリカ(0/-3)

 第2戦:チェコ0-2ガーナ イタリア1-1アメリカ
      1位:イタリア(4/+2) 2位:チェコ(3/+1) 3位:ガーナ(3/±0) 4位:アメリカ(1/-4)

 第3戦:チェコ0-2イタリア ガーナ2-1アメリカ
      1位:イタリア(7/+4) 2位:ガーナ(6/+1) 3位:チェコ(3/-1) 4位:アメリカ(1/-5)

 総括:初戦本命のイタリアに敗れたガーナは、2戦目で対抗候補チェコを降し、最終戦に望みを託した。
    全チームに突破の望みが残る3戦目、裏でイタリアがチェコを一蹴した為、アメリカを降した
    ガーナが逆転で2位に滑り込んだ。ラウンド16でブラジルに敗れ、ベスト16で終わった。

2006年ドイツワールドカップ H組 ウクライナ

 組合せ:スペイン・ウクライナ・チュニジア・サウジアラビア
 展望:本命スペイン、2位争いは混戦だが、初出場ながら実力のあるウクライナか。

 第1戦:スペイン4-0ウクライナ チュニジア2-2サウジアラビア
   1位:スペイン(3/+4) 2位:チュニジア(1/±0) 2位:サウジ(1/±0) 4位:ウクライナ(0/-4)

 第2戦:サウジアラビア0-4ウクライナ スペイン3-1チュニジア
   1位:スペイン(6/+6) 2位:ウクライナ(3/±0) 3位:チュニジア(1/-2) 4位:サウジ(1/-4)

 第3戦:サウジアラビア0-1スペイン ウクライナ1-0チュニジア
   1位:スペイン(9/+7) 2位:ウクライナ(6/+1) 3位:チュニジア(1/-3) 4位:サウジ(1/-5)

 総括:初戦本命のスペインに大敗したウクライナは、裏のチュニジア−サウジがドローの為、焦らず。
    2戦目、3戦目で連勝し、危なげなく2位でグループを突破した。
    ラウンド16でスイスをPKで降しベスト8に進出。準々決勝でイタリアに敗れた。

2010年南アフリカワールドカップ H組 スペイン

 組合せ:スペイン・スイス・チリ・ホンジュラス
 展望:本命スペイン、スイスとチリで2位争い、ホンジュラスはノーチャンス。

 第1戦:ホンジュラス0-1チリ スペイン0-1スイス
     1位:スイス(3/+1) 2位:チリ(3/+1) 3位:スペイン(0/-1) 4位:ホンジュラス(0/-1)

 第2戦:チリ1-0スイス スペイン2-0ホンジュラス
     1位:チリ(6/+2) 2位:スペイン(3/+1) 3位:スイス(3/±0) 4位:ホンジュラス(0/-3)

 第3戦:チリ1-2スペイン スイス0-0ホンジュラス
   1位:スペイン(6/+2) 2位:チリ(6/+1) 3位:スイス(4/±0) 4位:ホンジュラス(1/-3)

 総括:本命のスペインだったが初戦のスイス戦に敗れるまさかの幕開け。しかしホンジュラス、チリに
    連勝して危なげなく1位で突破した。結局ポルトガル、パラグアイ、ドイツ、オランダを破り、
    初優勝まで勝ち上がった。

Turkey-2002-kit.jpg Ghana-2006-Kit.jpg Ukraine-2006-Kit.jpg Spain-2010-Kit.jpg


これら4例に共通して言えるのは、2010年のスペインを除き、初戦でグループ本命に敗れている事。
そういう意味では今回「本命コロンビア、2位争いはコートジボワールと日本か。しかしギリシャも侮れない」
という組合せで、初戦2位争いのコートジボワール戦に敗れた日本代表は、データ上では「8.7%」よりも
低いと思われる。

理想の展開としては、ギリシャに3点差以上で勝利し、コロンビアがコートジボワールを降して突破をほぼ決めてしまう事。ドローやコートジボワール勝利だと、コロンビア戦がガチンコになる為、いただけない。

しかし、長友選手がコメントをしているように「データなど信用できないという事を証明して見せる」のを
期待したいものだ。



    

 


posted by yuuki_ono_99 at 14:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2014ブラジルW杯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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