2006年ドイツW杯の「かっこいい代表ユニフォーム」ベスト5はこれ!【サッカーウェブマガジン Qoly 連動企画 第4弾】

5位:ウクライナ(lotto ホーム)

ワールドカップ初出場ながら、ベスト8の快挙を成し遂げたウクライナ代表が着用したのは lotto の「マグマ」と名付けられたモデル。契約している代表(セルビア・モンテネグロ、パナマなど)やクラブ(サラゴサ、パレルモ、トゥールーズ、大宮など)がこぞって採用したという lotto 最大のヒット作。シンプルな構成ながらベースカラーとサブカラーの組合せだけで、そのチームの個性を出せるという、まさにデザインの勝利と言える一枚である。

世界中のフットボールシーンで活躍した「マグマ」の最高峰の舞台が、このウクライナ代表の「W杯ベスト8」であったことは間違いのない事実である。なぜなら、このモデルとベスト8の肩書きをもって臨んだユーロ2008予選ではグループ4位に沈み、栄光は一瞬のものになってしまったからである。

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Andriy Shevchenko(AC Milan)
 2006/6/30 ドイツW杯 準々決勝 vs.イタリア 0-3(ハンブルク)  (Getty Images/Corbis/Sampics)


4位:フランス(adidas アウェイ)

adidas2006 は数種類のフォーマットを各チームに配分、また同じ国でもホーム&アウェイモデルで異なるフォーマットを採用するという画期的なサプライ・システムを作り上げた。フランス代表の場合、ホーム&アウェイとも「ユナイテッド」というフォーマットを採用したが、シンプルなホームモデルに対し、胸にパネルを配してカスタマイズしたアウェイモデルはその表情が大きく変わる。さらにそのパネルを赤から青のグラデーションにしてトリコロールを表現すると共に、より近未来的な印象に仕上げる事に成功した。

決勝トーナメントに入ってからは4試合ともこのモデルを着用し、スペイン、ブラジル、ポルトガルといった強豪を退け決勝に到達する。しかしこの大舞台で、ジダンがマテラッツィに頭突きをかませ一発退場、チームもPKで敗れるという信じられない結末が待っていた。この大会を最後に代表を引退すると公言していたジダンの「代表ラストモデル」は残念な結果で終わってしまったのである。

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Zinedine Zidane(Real Madrid)
 2006/7/5 ドイツW杯 準決勝 vs.ポルトガル 1-0(ミュンヘン)  (Weelly Soccer Magazine)
Thierry Henry(Arcenal)
 2006/6/18 ドイツW杯G組第2戦 vs.韓国 1-1(ライプチヒ)  (Getty Images/Shaun Botterill)


3位:コスタリカ(Joma ホーム)

シンプルなフォーマットを多用する PUMA や adidas のメガメーカーに対し、コスタリカただ1ヶ国をサプライする Joma が意地を見せた。フリーハンドで胸に描かれた2色のモチーフが異彩を放つナイスデザインでコスタリカ代表の士気を上げた。なお白地に同じフリーペイントモチーフ、さらに腹部にストライプという、よりインパクトのあるサードモデルも存在したが、本大会では着用されなかった。

結局3連敗で大会を去る事になるが、ホスト国ドイツを相手にした大会のオープニングマッチで、二度も同点に追いつくなど強豪に食らいついたコスタリカ代表。この大会を最後に Joma と袂を分かち、翌2007年からは lotto の「マグマ」を着用することになる。

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Paulo Wanchope(Herediano/Costa Rica)
 2006/6/9 ドイツW杯A組第1戦 vs.ドイツ 2-4(ミュンヘン)  
(Getty Images/ullstein bild/Behrendt/contrast)
Gabriel Badilla(Saprissa/Costa Rica)& Ronald Gomez(Saprissa/Costa Rica)
 2006/6/20 ドイツW杯A組第3戦 vs.ポーランド 1-2(ハノーファー)  
(Getty Images/Bongarts/Friedemann Vogel)

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Christian Bolanos(Saprissa/Costa Rica) 
 2006/5/28 フレンドリーマッチ vs.ウクライナ 0-4(キエフ)  (AFP/Genia Savilov)


2位:ガーナ(PUMA アウェイ)

ワールドカップ本大会へは初出場となったガーナ代表。予選までは黄色をホームカラーとしていたが、世界デビューを前にサプライヤーをPUMA に変更し、ホーム白/アウェイ黒のニューモデルをリリースした。そのモデルを着用して前哨戦のアフリカ・ネイションズカップに臨んだが、グループリーグ最終戦で格下のジンバブエに敗れ、まさかの敗退に終わった。そしてその試合で着用していたのが黒のアウェイモデル。サポーターはこのモデルのリコールを協会に突き付けたという。

そして本大会。イタリア、チェコ、アメリカと同居したE組は、グループリーグ2戦を終えて4チーム共に突破の可能性が残る「死の組」と化した。迎えた最終戦、アメリカと対峙したブラックスターズは真っ赤なアウェイモデルを初投入してサポーターの眼を見張らせた。そしてこの試合、終盤のアメリカの猛攻を凌いで2-1で逃げ切り、アフリカ勢で唯一のベスト16を成し遂げたのである。そしてこの大会以降、ガーナ代表のアウェイモデルは全て赤が採用されているのだ。

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Razak Pimpong(Midtjylland/Denmark) & Stephen Appiah(Fenerbahçe/Turkey) 
歓喜
 2006/6/22 ドイツW杯E組第3戦 vs.アメリカ 2-1(ニュルンベルク)   
(Getty Images/Jonathan Ferrey Getty Images/WireImage/T. Quinn)

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Stephen Appiah(Fenerbahçe/Turkey)
 2006/1/31 アフリカ・ネイションズカップ(エジプト)D組第3戦 vs.ジンバブエ 1-2(イスマイリア)
(Getty Images/Issouf Sanogo


1位:日本(adidas ホーム)

この大会ではシェア3位に甘んじた adidas。サプライした6ヶ国の内5ヶ国で主力フォーマット「ユナイテッド」を採用したが、我が日本代表もホームモデルで同フォーマットを取り入れた。この頃から各国ともニューモデル投入時には本格的なコンセプトワークが行われ、「サムライ・ジャパン」命名と共に、脇に刃文(刀身に見ることができる波模様)のモチーフが入れられた。「ユナイテッド」は各チームによってさまざまなカスタマイズが行われたが、その中でも「日本らしさ」をよく表した素晴らしいデザインと言えよう。

中田英、中村俊、稲本、小野、高原らを擁し「史上最強」と呼ばれたジーコ・ジャパンだったが、初戦オーストラリア戦後半の「魔の8分間」からリズムを崩し、1勝を挙げることもできずに大会を去ることとなった。ブラジル戦後、ドルトムントのピッチに倒れ込んだ中田英寿の代表引退と共に、苦い思い出の一枚となった。しかし「サムライ・ジャパン」のコンセプトは、その後の日本代表モデルにも大きな影響を与え続け、ロシアの地でも飛躍を誓う「褐色モデル」が登場するのである。

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玉田圭司(名古屋グランパス) 中田英寿(ボルトン/イングランド)
 2006/6/22 ドイツW杯F組第3戦 vs.ブラジル 1-4(ドルトムント)
(JMPA/KaoruWatanabe SPORTS Yeah!/Ari Takahashi Number PLUS/Shinji Akagi)


posted by yuuki_ono_99 at 03:18 | Comment(0) | 2018ロシアW杯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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