各国代表ユニフォームのモデルチェンジは、多くの場合2年ごとに行われる。すなわち、4年ごとに行われるワールドカップと、その中間年のユーロに向けてニューモデルが投入される。もちろん、ヨーロッパ以外の国では、各大陸選手権に合わせて投入するケースも多いし、中には大会ごとにニューモデルを発表する国もある。ただ、ここでは大まかに2年ごとに、全体的な傾向を捉えてみようと思う。
本来は毎年モデル変更をするクラブチームのユニフォームの傾向も重要だが、ここではナショナルチームに限っての記述となることをお許しいただきたい。
【ユーロ1988〜1989年】
ユーロ1988西ドイツ出場8ヶ国のメーカーシェア
adidas(4)
西ドイツ・ソ連・オランダ・アイルランド
DIADORA(1)
イタリア
Le coq(1)
スペイン
hummel(1)
デンマーク
UMBRO(1)
イングランド
ユニフォームデザイン近代化のスタートとも位置づけられる大会。シェアトップのadidasが、それまでシンプルの代名詞だった西ドイツの胸に大胆なデザインを採用、優勝したオランダ、ソ連で採用されたモザイク柄は90年イタリア予選を席捲した。またUMBROイングランドは、87年モデルからシャツ・パンツ共に透かしを入れ、90年代前半に爆発した透かしブームの先鞭をつけた。
左から西ドイツ(ホーム)・オランダ(ホーム)・ソ連(ホーム)・イングランド(ホーム)
【1990イタリアW杯〜1991年】
1990イタリアW杯出場24ヶ国のメーカーシェア
adidas(15)
西ドイツ・オランダ・チェコスロバキア・ソ連・ルーマニア・スウェーデン・ユーゴスラビア・ベルギー・アイルランド・アルゼンチン・コロンビア・UAE・カメルーン・エジプト・アメリカ
PUMA(2)
オーストリア・ウルグアイ
UMBRO(2)
イングランド・スコットランド
lotto(1)
コスタリカ
DIADORA(1)
イタリア
Le coq(1)
スペイン
Topper(1)
ブラジル
RAPIDO(1)
韓国
参加24チームの内、半数以上がadidasを採用していたが、他メーカーも含めデザインは多様化した。
左からチェコスロバキア(ホーム)・UAE(アウェイ)・オーストリア(ホーム)
身頃の地にはストライプの透かしが入った。
左からウルグアイ(ホーム)・カメルーン(ホーム)・ユーゴスラビア(ホーム)
衿に関してはVネックが13ヶ国、衿付きが11ヶ国と真っ二つに分かれた。最大勢力adidasもドイツ、アルゼンチンなど10ヶ国がVネック、オランダ、ベルギーなど5ヶ国が衿付きと傾向が分かれた。
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ゴールドカップ1991出場8ヶ国のメーカーシェア
adidas(2)
アメリカ・カナダ
UMBRO(1)
メキシコ
hummel(1)
コスタリカ
atletica(1)
セント・ビンセント&グレナディーン
Joma(1)
ホンジュラス
不明(3)
グアテマラ・ジャマイカ・トリニダード&トバゴ
コパアメリカ1991チリ出場10ヶ国のメーカーシェア
adidas(3)
アルゼンチン・ボリビア・アルゼンチン
PUMA(2)
ウルグアイ・エクアドル
TOPPER(1)
ブラジル
unbro(1)
チリ
Veco(1)
パラグアイ
KELME(1)
コロンビア
diadora(1)
ペルー
【ユーロ1992〜1993年】
ユーロ1992スウェーデン出場8ヶ国のメーカーシェア
adidas(4)
ドイツ・フランス・CIS・スウェーデン
UMBRO(2)
イングランド・スコットランド
lotto(1)
オランダ
hummel(1)
デンマーク
衿に関してはadidas4ヶ国がVネック、他の4ヶ国が衿付きとなり、Vネックが先端イメージとなった。またこの大会から胸ゼッケンが入るようになった。(予選ではまだ胸ゼッケンなし)adidasは20年間続いたトレフォイル(三つ葉)ロゴに替わりパフォーマンスロゴ(三角ロゴ)を投入した。
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左からスウェーデン(ホーム)・スコットランド(ホーム)・オランダ(ホーム)・デンマーク(ホーム)
アジアではまだadidasがトップシェアだったが、1993年にはUMBROが中南米でのシェアを伸ばした。ヨーロッパブランドがアメリカでのW杯開催を機に進出を図ったものと思われ、後のKappaアフリカ、PUMAアフリカ、lottoオセアニア、NIKE東南アジアなどのメーカー地域戦略のはしりとも言えるものである。
アジアカップ1992日本出場8ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
日本・サウジアラビア・カタール・UAE・中国
PUMA(1)
イラン
Admiral(1)
北朝鮮
FBT(1)
タイ
ゴールドカップ1993出場8ヶ国のメーカーシェア
UMBRO(1)
メキシコ
adidas(1)
アメリカ
lotto(1)
コスタリカ
SCORE(1)
カナダ
Joma(1)
ホンジュラス
不明(3)
ジャマイカ・パナマ・マルティニーク
コパアメリカ1993エクアドル出場12ヶ国のメーカーシェア
UMBRO(4)
ブラジル・コロンビア・ボリビア・メキシコ
adidas(3)
アルゼンチン・チリ・アメリカ
NR(1)
パラグアイ
Forte(1)
ベネズエラ
marathon(1)
エクアドル
ennerre(1)
ウルグアイ
POLMER(1)
ペルー
【1994アメリカW杯〜1995年】
1994アメリカW杯出場24ヶ国のメーカーシェア
adidas(10)
ドイツ・スペイン・ルーマニア・スウェーデン・ルーマニア・スウェーデン・ブルガリア・アイルランド・ノルウェー・アルゼンチン・ナイジェリア・アメリカ
UMBRO(4)
ブラジル・コロンビア・ボリビア・メキシコ
lotto(3)
オランダ・スイス・モロッコ
DIADORA(3)
イタリア・ベルギー・ギリシャ
Reebok(1)
ロシア
RAPIDO(1)
韓国
Mitre(1)
カメルーン
Shamel(1)
サウジアラビア
ブラジル、イタリア、コロンビアなど強国のモデルでは身頃にエンブレムなどのプリントが入るのがトレンドになった。なおadidasは、シンプルなリニアロゴを採用した。この大会から選手が着用するユニフォームの背番号の上に自身の名前(背ネーム)が入れられた。
左からブラジル(ホーム)・イタリア(ホーム)・コロンビア(ホーム)
ブルガリア、ルーマニア、スウェーデンなど汎用モデルをホーム&アウェーで採用する国がある一方、
左からブルガリア(ホーム)・ルーマニア(ホーム)・スウェーデン(ホーム)
アメリカ、メキシコ、ナイジェリアなど個性的なデザインを採用する国も目立った。
左からアメリカ(アウェイ)・メキシコ(アウェーイ)・ナイジェリア(アウェーイ)
コパアメリカ1995ウルグアイ出場12ヶ国のメーカーシェア
UMBRO(4)
ブラジル・コロンビア・ペルー・ボリビア
adidas(1)
アルゼンチン
Reebok(1)
パラグアイ
NIKE(1)
アメリカ
Forte(1)
ベネズエラ
marathon(1)
エクアドル
ennerre(1)
ウルグアイ
Rhumell(1)
チリ
ABA SPORT(1)
メキシコ
【ユーロ1996〜1997年】
ゴールドカップ1996出場9ヶ国のメーカーシェア
UMBRO(3)
カナダ・グアテマラ・ブラジル
NIKE(1)
アメリカ
ABA SPORT(1)
メキシコ
atletica(1)
トリニダード&トバゴ
Joma(1)
ホンジュラス
不明(2)
エルサルバドル・セント・ビンセント&グレナディーン
ユーロ1996イングランド出場16ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
ドイツ・フランス・スペイン・ルーマニア・トルコ
lotto(3)
オランダ・スイス・クロアチア
PUMA(2)
チェコ・ブルガリア
UMBRO(2)
イングランド・スコットランド
NIKE(1)
イタリア
hummel(1)
デンマーク
Reebok(1)
ロシア
Olympic(1)
ポルトガル
イタリアのサプライヤーとしてNIKEが初めて国際大会に進出、以降急速に攻勢を強めていく。
16ヶ国中、衿付きモデルが12ヶ国と形勢は逆転、衿付き全盛となる。
またパンツのシルエットがゆったりめになったのも、この頃からである。
adidasやPUMAは共用のテンプレートを使用しており、他のメーカーも似たようなデザインが
多くなってきた。adidasはこの大会でもリニアロゴを採用している。
袖に大会用パッチが義務づけられたのも、この大会からである。
左からイタリア(ホーム)・スイス(ホーム)・スペイン(ホーム)・ブルガリア(ホーム)
アジアカップ1996UAE12ヶ国のメーカーシェア
adidas(3)
中国・UAE・ウズベキスタン
PUMA(3)
日本・イラク・シリア
NIKE(1)
韓国
asics(1)
インドネシア
GRAND SPORT(1)
タイ
SAIPA(1)
イラン
errea(1)
クウェート
不明(1)
サウジアラビア
コパアメリカ1997ボリビア出場12ヶ国のメーカーシェア
UMBRO(3)
コロンビア・ペルー・ボリビア
Reebok(3)
パラグアイ・チリ・コスタリカ
adidas(1)
アルゼンチン
NIKE(1)
ブラジル
POLMER(1)
ベネズエラ
marathon(1)
エクアドル
ennerre(1)
ウルグアイ
ABA SPORT(1)
メキシコ
【1998フランスW杯〜1999年】
ゴールドカップ1998出場10ヶ国のメーカーシェア
NIKE(2)
アメリカ・ブラジル
ABA SPORT(2)
メキシコ・グアテマラ
Kappa(1)
ジャマイカ
Joma(1)
ホンジュラス
Reebok(1)
コスタリカ
不明(3)
エルサルバドル・キューバ・トリニダード&トバゴ
1998フランスW杯出場32ヶ国のメーカーシェア
adidas(6)
ドイツ・フランス・スペイン・ルーマニア・ユーゴスラビア・アルゼンチン
NIKE(6)
イタリア・オランダ・ブラジル・韓国・ナイジェリア・アメリカ
PUMA(5)
ブルガリア・オーストリア・イラン・カメルーン・モロッコ
UMBRO(3)
イングランド・スコットランド・ノルウェー
Reebok(3)
コロンビア・パラグアイ・チリ
lotto(2)
クロアチア・チュニジア
KAPPA(2)
南アフリカ・ジャマイカ
DIADORA(1)
ベルギー
hummel(1)
デンマーク
asics(1)
日本
ABA SPORT(1)
メキシコ
Shamel(1)
サウジアラビア
NIKE・PUMAが攻勢を強め、adidasとの三大メーカーのシェア争いが激化した。
日本の初出場と共に日本メーカーのasicsもW杯初出場を果たした。
強豪国のデザインは比較的シンプルな傾向だが、
日本、ジャマイカ、南アフリカ、クロアチアなど初出場国は個性的なデザインで気を吐いた。
左から日本(ホーム)・ジャマイカ(ホーム)・南アフリカ(ホーム)・クロアチア(ホーム)
また全チーム、本大会用モデルには「FIFA WORLD CUP FRANCE 98」の刺繍が入った。(6種類)
オランダ99モデルからは自国と対戦国の国旗が入る傾向も見られるようになった。
adidasはこの大会からパフォーマンスロゴ(三角ロゴ)を正式採用した。
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またこの大会以降、FIFAにより、シャツだけでなくパンツやソックスでも対戦国のカラーが
重ならないように指導がなされ、従来のホームモデルがナショナルカラー×白×ナショナルカラー、
アウェーモデルが白×ナショナルカラー×白という画一的な組合わせだけでなく、
全身ナショナルカラーや全身白など従来見られない組合せの着用が飛躍的に増えた。
この傾向は各大陸選手権や、W杯予選へも拡がっていく。
左からイタリア(ホーム)・フランス(アウェー)・ナイジェリア(ホーム)
コパアメリカ1999パラグアイ出場12ヶ国のメーカーシェア
Reebok(3)
アルゼンチン・コロンビア・チリ
NIKE(1)
ブラジル
PUMA(1)
パラグアイ
atletica(1)
ベネズエラ
UMBRO(1)
ボリビア
marathon(1)
エクアドル
TENFIELD(1)
ウルグアイ
walon(1)
ペルー
GARCIS(1)
メキシコ
adidas(1)
日本
【ユーロ2000〜2001年】
ゴールドカップ2000出場12ヶ国のメーカーシェア
atletica(4)
メキシコ・コスタリカ・グアテマラ・トリニダード&トバゴ
NIKE(2)
アメリカ・韓国
adidas(1)
カナダ
Joma(1)
ホンジュラス
Kappa(1)
ジャマイカ
FinTA(1)
ハイチ
Reebok(1)
コロンビア
walon(1)
ペルー
ユーロ2000オランダ/ベルギー出場16ヶ国のメーカーシェア
adidas(8)
ドイツ・フランス・スペイン・ルーマニア・スウェーデン・ユーゴスラビア・トルコ・スロベニア
NIKE(3)
オランダ・ポルトガル・ベルギー
UMBRO(2)
イングランド・ノルウェー
PUMA(1)
チェコ
hummel(1)
デンマーク
KAPPA(1)
イタリア
adidasが半数を占め気を吐いたが、他メーカーの有力国が出場を逃したせいもあり、
シェア争いの中で、必ずしもadidasだけが優位になった訳ではなかった。
adidasが衿付き、他メーカーがVネックという構図だった。
比較的ポイントカラーを使う部分の面積が大きく、見た目にメリハリのある傾向が強まった。
左からチェコ(ホーム)・ルーマニア(ホーム)・ポルトガル(ホーム)
イタリアKAPPAの伸縮素材を使ったピタピタユニが話題を呼んだ。
この流れは大きなものではなかったが、カメルーンPUMA04-05モデルを経て、
ラグビーW杯2007モデル、さらに2010年以降のスリムシルエット化へと続いていく。
イタリア(ホーム)・カメルーン(ホーム)・オーストラリア(ラグビーW杯)
アジアカップ2000レバノン12ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
日本・中国・レバノン・カタール・ウズベキスタン
NIKE(1)
韓国
PUMA(1)
クウェート
shamel(1)
サウジアラビア
SHEKARI(1)
イラン
FBT(1)
タイ
no name(2)
イラク・インドネシア
コパアメリカ2001コロンビア出場12ヶ国のメーカーシェア アルゼンチンは不参加
atletica(4)
ボリビア・ベネズエラ・メキシコ・コスタリカ
NIKE(1)
ブラジル
PUMA(1)
パラグアイ
UMBRO(1)
チリ
marathon(1)
エクアドル
TENFIELD(1)
ウルグアイ
Reebok(1)
コロンビア
walon(1)
ペルー
Joma(1)
ホンジュラス
【2002日韓W杯〜2003年】
ゴールドカップ2002出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(2)
カナダ・キューバ
NIKE(2)
アメリカ・韓国
Joma(2)
コスタリカ・エルサルバドル
atletica(2)
メキシコ・グアテマラ
L-SPORTO(1)
トリニダード&トバゴ
SPORTS GROBE(1)
ハイチ
marathon(1)
エクアドル
不明(1)
マルティニーク
2002日韓W杯出場32ヶ国のメーカーシェア
adidas(10)
ドイツ・フランス・スペイン・スウェーデン・トルコ・アルゼンチン・日本・中国・
サウジアラビア・南アフリカ
NIKE(8)
ポルトガル・クロアチア・ベルギー・ロシア・ブラジル・韓国・ナイジェリア・アメリカ
PUMA(4)
ポーランド・パラグアイ・カメルーン・チュニジア
UMBRO(2)
イングランド・アイルランド
KAPPA(1)
イタリア
hummel(1)
デンマーク
Le coq(1)
セネガル
uhlsport(1)
スロベニア
Joma(1)
コスタリカ
atletica(1)
メキシコ
marathon(1)
エクアドル
TENFIELD(1)
ウルグアイ
NIKEが攻勢を強めて三大メーカーのシェアが高まった。一方、lottoやUMBROなど伝統メーカーは
衰退していったが、中南米系のメーカーは各サプライ国を死守し、メーカー数は12となった。
湿度の高い日韓仕様にする為、素材の軽量化が図られ、生地も薄くなり、メッシュが使われたり、
協会エンブレムも刺繍からワッペン化されたりして、代表ユニフォームの重み(威厳)が軽くなった。
それら機能面の充実と反対に、デザインは画一化され、ナショナルカラーを当てはめているだけで
オリジナルデザインに工夫がなされず、見るべきもののない時代となった。
adidasではトルコと中国、PUMAでもポーランドとチュニジアなどは見分けがつきにくかった。
左からトルコ(ホーム)・中国(アウェー)・ポーランド(ホーム)・チュニジア(ホーム)
NIKEの各国ナショナルカラー蛍光色化(韓国、ナイジェリア)は賛否両論を呼んだ。
ナイジェリアなどはそのあおりで胸ゼッケンの色の大会中の変更を余儀なくされた。
PUMAは年頭のアフリカネーションズカップでノースリーブモデル(カメルーン)を投入し
話題を呼んだが、本大会では規定上、袖が付けられた。
左から韓国(ホーム)・ナイジェリア(ホーム)・カメルーン(ネーションズカップ&W杯ホーム)
ゴールドカップ2003出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(3)
カナダ・キューバ・マルティニーク
NIKE(3)
アメリカ・メキシコ・U-23ブラジル
Joma(2)
コスタリカ・ホンジュラス
atletica(2)
グアテマラ・エルサルバドル
lotto(1)
コロンビア
uhlsport(1)
ジャマイカ
女子では、2003年アメリカ女子W杯より、女子オリジナルデザインを採用する国が増えた。
【ユーロ2004〜2005年】
ユーロ2004ポルトガル出場16ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
ドイツ・フランス・スペイン・ギリシャ・ラトビア
NIKE(4)
オランダ・ポルトガル・クロアチア・ロシア
PUMA(4)
イタリア・チェコ・スイス・ブルガリア
UMBRO(2)
イングランド・スウェーデン
hummel(1)
デンマーク
三大メーカーの寡占化状態は変わらず。
ただ特にヨーロッパではイタリアがKAPPA→PUMAに変わったのが目立つくらいで
大国のサプライヤー変更はあまり見られなくなった。
その一方で三大メーカー以外のメーカーは大陸レベルでの強国のサプライヤーとなることで
生き残りを図り、その結果大陸選手権ではメーカー数が増えた。
デザイン的にはシンプル化の反動が少しずつ出始め、特にNIKEの丸囲みゼッケンは物議を醸した。
コパアメリカ2004ペルー出場12ヶ国のメーカーシェア
NIKE(2)
ブラジル・メキシコ
atletica(2)
ボリビア・ベネズエラ
adidas(1)
アルゼンチン
PUMA(1)
パラグアイ
marathon(1)
エクアドル
uhlsport(1)
ウルグアイ
BROOKS(1)
チリ
lotto(1)
コロンビア
walon(1)
ペルー
Joma(1)
ホンジュラス
アジアカップ2004中国出場16ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
日本・中国・カタール・ヨルダン・インドネシア
NIKE(2)
韓国・トルクメニスタン
DIADORA(2)
イラク・バーレーン
Le coq(1)
サウジアラビア
UMBRO(1)
UAE
GRAND SPORT(1)
オマーン
daei(1)
イラン
saLLer(1)
クウェート
FBT(1)
タイ
Zeus(1)
ウズベキスタン
ゴールドカップ2005出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(4)
カナダ・グアテマラ・キューバ・南アフリカ
NIKE(2)
アメリカ・メキシコ
lotto(2)
パナマ・コロンビア
Joma(2)
コスタリカ・ホンジュラス
uhlsport(1)
ジャマイカ
FinTA(1)
トリニダード&トバゴ
【2006ドイツW杯〜2007年】
アフリカネーションズカップ2006エジプト出場16ヶ国のメーカーシェア
PUMA(8)
コートジボワール・ガーナ・エジプト・カメルーン・アンゴラ・トーゴ・チュニジア・セネガル
adidas(3)
ナイジェリア・南アフリカ・リビア
NIKE(2)
ザンビア・モロッコ
AIRNESS(2)
ギニア・コンゴDR
LEGEA(1)
ジンバブエ
2006ドイツW杯出場32ヶ国のメーカーシェア
PUMA(12)
イタリア・チェコ・スイス・ポーランド・パラグアイ・サウジアラビア・イラン・チュニジア・
コートジボワール・ガーナ・アンゴラ・トーゴ
NIKE(8)
オランダ・ポルトガル・クロアチア・ブラジル・韓国・アメリカ・メキシコ・オーストラリア
adidas(6)
ドイツ・フランス・スペイン・アルゼンチン・日本・トリニダード&トバゴ
UMBRO(2)
イングランド・スウェーデン
lotto(2)
セルビア・モンテネグロ・ウクライナ
Joma(1)
コスタリカ
marathon(1)
エクアドル
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adidasが初めてシェアトップから滑り落ち、アフリカ5ヶ国を始め各大陸をまんべなくサポートした
PUMAがトップを奪取した。
W杯シェアでは3位に落ちたadidasだったが、ユナイテッド、エルアキーラ、リベロなどのモデルで
曲線ラインを強調したモデルを次々とリリースし、その後のデザインの潮流を作った。
リベロやそれに続くゴルペに見られるアシンメトリーデザインの採用、他メーカーでも見られる
胸ゼッケンの中央から右胸への移行などはその流れになる。
またホームモデルとアウェーモデルで別々のテンプレートを採用するケースが増えた。
左からドイツ(ホーム)・アルゼンチン(ホーム)・トリニダード&トバゴ(ホーム)中国女子(ホーム)
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NIKEもアウェーモデルはオリジナルデザインの採用が増えた。
PUMAはデザインはシンプルながら、身頃に国旗やエンブレムの動物や紋様をスカシ風に入れた。
またPUMAのロゴマークの肩への配置はその後KAPPAでも見られる。
lottoがリリースした「マグマ」というモデルもインパクトを残した。
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コパアメリカ2007ベネズエラ出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(4)
アルゼンチン・パラグアイ・ベネズエラ・メキシコ
NIKE(2)
ブラジル・アメリカ
marathon(2)
エクアドル・ボリビア
PUMA(1)
ウルグアイ
BROOKS(1)
チリ
lotto(1)
コロンビア
walon(1)
ペルー
ゴールドカップ2007出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
メキシコ・カナダ・グアテマラ・トリニダード&トバゴ・キューバ
lotto(2)
コスタリカ・パナマ
NIKE(1)
アメリカ
atletica(1)
エルサルバドル
Joma(1)
ホンジュラス
DIADORA(1)
ハイチ
メーカー不明(1)
グアドループ
アジアカップ2007タイ/マレーシア/インドネシア/ベトナム出場16ヶ国のメーカーシェア
NIKE(5)
オーストラリア・韓国・タイ・マレーシア・インドネシア
PUMA(4)
イラン・ウズベキスタン・サウジアラビア・バーレーン
adidas(3)
日本・中国・UAE
BURRDA(1)
カタール
lotto(1)
オマーン
UMBRO(1)
イラク
Li Ning(1)
ベトナム
【ユーロ2008〜2009年】
アフリカネーションズカップ2008ガーナ出場16ヶ国のメーカーシェア
PUMA(9)
コートジボワール・エジプト・チュニジア・カメルーン・アンゴラ・セネガル・ナミビア・
モロッコ・ガーナ
AIRNESS(3)
ギニア・マリ・ベナン
adidas(2)
ナイジェリア・南アフリカ
NIKE(1)
ザンビア
DIADORA(1)
スーダン(グループリーグ第1戦、第2戦ではadidasロゴなしを着用、第3戦でDIADORAを投入)
ユーロ2008スイス/オーストリア出場16ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
ドイツ・フランス・スペイン・ルーマニア・ギリシャ
NIKE(5)
オランダ・ポルトガル・クロアチア・ロシア・トルコ
PUMA(5)
イタリア・チェコ・スイス・オーストリア・ポーランド
UMBRO(1)
スウェーデン
ユーロではまさに三大メーカーがしのぎを削る。イングランドが出場を逃したUMBROはスウェーデンに賭ける。
従来、本大会の年に入ってされていた、各国ニューモデル発表が前年の予選終盤に前倒しされたり、
イタリア、オランダがアウェーモデルだけを先に発表したり、各メーカーのマーケティング戦略の思惑が
見え隠れする。
adidasは2006年モデルの流れを加速させ、主力モデルをホーム&アウェーで使い分けた。
日本代表では男子代表、女子代表で同一テンプレートに異なるポイントカラー(黄、ピンク)という
世界でも初めての試みを採用した。
PUMAは引き続きアフリカを席捲、ホームモデルをVネック、アウェーモデルを襟付きにしてデザインの
画一化を防いだ。NIKEは新しいデザイナーを登用して市場へのプレゼンテーション力を強めた。
特にアウェーモデルのカラーの変更(オランダ、トルコ)はインパクトが大きく、この傾向はadidas
(フランス、スペイン)でも見られた。
左からオランダ(アウェー)・トルコ(アウェー)・フランス(アウェー)・スイス(アウェー)
2008年初頭にフランス(2011年からadidas→NIKE)、W杯予選直前にロシア(NIKE→adidas)、イスラエル(PUMA→adidas)、2009年にはウクライナ(lotto→adidas)とメジャー国の大型サプライヤー変更が相次いぎ、ヨーロッパやアフリカでのadidasの復権が目立ってきた。
また2007年末にはUMBROがNIKEに買収されるというニュースもあった。
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ゴールドカップ2009出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(2)
メキシコ・カナダ
lotto(2)
コスタリカ・パナマ
Joma(2)
ホンジュラス・ニカラグア
Plus One(2)
ハイチ・グレナダ
NIKE(1)
アメリカ
mitre(1)
エルサルバドル
Kappa(1)
ジャマイカ
Gwada Boyz(1)
グアドループ
【2010南アフリカW杯〜2011年】
アフリカネーションズカップ2010ガボン出場16ヶ国のメーカーシェア
PUMA(10)
ガーナ・コートジボワール・エジプト・カメルーン・ブルキナファソ・アンゴラ・アルジェリア・
チュニジア・トーゴ・モザンビーク
AIRNESS(3)
マリ・ガボン・ベナン
adidas(2)
ナイジェリア・マラウィ
NIKE(1)
ザンビア
2010南アフリカW杯出場32ヶ国のメーカーシェア
adidas(12)
ドイツ・フランス・スペイン・ギリシャ・デンマーク・スロバキア・パラグアイ・アルゼンチン・
日本・南アフリカ・ナイジェリア・メキシコ
NIKE(9)
オランダ・ポルトガル・セルビア・スロベニア・ブラジル・オーストラリア・韓国・
アメリカ・ニュージーランド
PUMA(7)
イタリア・スイス・ウルグアイ・ガーナ・コートジボワール・カメルーン・アルジェリア
UMBRO(1)
イングランド
LEGEA(1)
北朝鮮
BROOKS(1)
チリ
JOMA(1)
ホンジュラス
出場32ヶ国中、三大メーカー(NIKE傘下のUMBRO含む) が29ヶ国を占め、寡占化が顕著になった。
デザイン的には大きな流れは見られなかったが、各メーカー・各国ごと細かい工夫が目についた。
12ヶ国をサプライし、PUMAから最多シェアを奪還したadidasは、主力テンプレートにホーム&アウェーモデルを当てはめる手法は変わらなかったが、例えば日本の赤パネルのようにプラスワンポイントのデザインの工夫が施されている。
力を入れているアフリカでのW杯開催に向け気勢を上げたPUMAは、年初のアフリカ・ネーションズカップからアフリカモデルを強化、これまでの集大成ともいえるデザインをリリースした。一方adidasに迫るNIKEはエコ素材を用い、統一コンセプトのドット使いベースに各国固有のデザインをリリースした。
左から日本(ホーム)・ガーナ(アウェー)・ポルトガル(アウェー)
また最強世代への回帰(86年をベースにしたアルゼンチン、66年をベースにしたイングランド、50年をベースにしたアメリカ等)や歴史への尊厳(日本の日の丸、デンマーク等)、また身頃への透かし(日本、韓国、イタリア、ウルグアイ等)いくつかの共通のコンセプトも見られた。
左からアルゼンチン1986&2012(アウェー)・アメリカ1950&2012(ホーム)
また各試合ごとに色のかぶりを防ぐ指導が徹底された結果、ドイツの全身黒、イングランドの全身赤、ウルグアイの全身水色などかつて見られなかった着用例も増えた。
左からドイツ(アウェー)・イングランド(アウェー)・ウルグアイ(ホーム)
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【2011-2012年】
アジアカップ2011出場16ヶ国のメーカーシェア
NIKE(4)
オーストラリア・韓国・サウジアラビア・インド
adidas(3)
日本・中国・ヨルダン
PUMA(2)
ウズベキスタン・バーレーン
BURRDA(2)
カタール・クウェート
LEGEA(2)
イラン・北朝鮮
DIADORA(1)
シリア
errea(1)
UAE
PEAK(1)
イラク
ゴールドカップ2011出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(2)
メキシコ・キューバ
lotto(2)
コスタリカ・パナマ
UMBRO(2)
カナダ・グアテマラ
NIKE(1)
アメリカ
mitre(1)
エルサルバドル
Joma(1)
ホンジュラス
Kappa(1)
ジャマイカ
Spice Boyz(1)
グレナダ
Gwada Boyz(1)
グアドループ
コパアメリカ2011アルゼンチン出場12ヶ国のメーカーシェア
adidas(5)
アルゼンチン・コロンビア・パラグアイ・ベネズエラ・メキシコ
PUMA(2)
ウルグアイ・チリ
NIKE(1)
ブラジル
UMBRO(1)
ペルー
lotto(1)
コスタリカ
marathon(1)
エクアドル
walon(1)
ボリビア
従来ワールドカップの翌年は各国ともW杯モデルを着用するのが常だったが、フランスが40年ぶりにサプライヤー変更した(adidas→NIKE)のを筆頭に各国のサプライヤー変更によるニューモデルラッシュとなった。
アジアカップではサウジアラビアNIKE、ゴールドカップに向けてカナダUMBRO、グアテマラPUMA、コパアメリカに向けてチリPUMA、コロンビアadidas、ペルーUMBRO、ボリビアWALON、ネーションズカップ予選では南アフリカPUMA、ガボンPUMA、ユーロ予選ではウェールズUMBRO、ブルガリアKAPPAなど中堅国が次々とサプライヤー変更を行った。
またブラジルやコスタリカのようにサプライヤーを変更せずにニューモデルをリリースした国もある。
ちなみにネイマールがブラジル代表で台頭し、ニーハイソックスの着こなしを始めたのはこの頃である。
デザインはイングランドやフランスのようにレトロ化・シンプル化が進む一方、今まで代表では見られなかったクラブチーム用のテンプレートやエッセンスを採用するデザイン(チリ・カナダ)も見受けられる。
左からイングランド(ホーム)・フランス(ホーム)・チリ(アウェー)・カナダ(ホーム)
【ユーロ2012〜2013年】
アフリカネーションズカップ2012ガボン/赤道ギニア出場16ヶ国のメーカーシェア
PUMA(6)
ガーナ・コートジボワール・ガボン・セネガル・ブルキナファソ・赤道ギニア
adidas(4)
アンゴラ・モロッコ・スーダン・リビア
AIRNESS(2)
マリ・ギニア
NIKE(1)
ザンビア
BURRDA(1)
チュニジア
tovio(1)
ニジェール
Ali Kasi(1)
ボツワナ
ユーロ2012ポーランド/ウクライナ出場16ヶ国のメーカーシェア
adidas(6)
ドイツ・スペイン・デンマーク・ウクライナ・ロシア・ギリシャ
NIKE(5)
オランダ・ポルトガル・フランス・クロアチア・ポーランド
UMBRO(3)
イングランド・アイルランド・スウェーデン
PUMA(2)
イタリア・チェコ
ユーロ2012出場チームのニューモデルは、例年より早く2011年秋よりホームモデルのリリースが
始まり、ホーム&アウェーモデルの時間差リリースが通例となった。
デザインではドイツ(アウェー)、デンマーク(ホーム)など「強い時代への回帰」が顕著となり、
それと連動してアメリカ(ホーム)など「国旗(国家)のリスペクト」傾向も見られる。
また「バイアス(サッシュ)使い」「シャドー使い(エンボス加工)」「タイトシルエット」などがトレンドと
なっている。adidasは襟から肩周りのパターンはテンプレートにはめながらも各国ごとの独自性を
出し始め、NIKEはテンプレートは使わずレトロシンプル化に拍車がかかり、PUMAは統一
テンプレートに各国モチーフと、三大メーカーも方向性が微妙に異なっている。そんな中で日本代表の
「絆」モデルは歴代最不評を買ってしまった。
【関連記事】
左からドイツ(アウェー)・ドイツ(ホーム)・スペイン(アウェー)・ロシア(ホーム)
左からアメリカ(ホーム)・フランス(ホーム)・コートジボワール(ホーム)・日本(ホーム)
【2013-2014年】
アフリカネーションズカップ2013南アフリカ出場16ヶ国のメーカーシェア
PUMA(6)
南アフリカ・ガーナ・コートジボワール・ブルキナファソ・トーゴ・アルジェリア
adidas(4)
ナイジェリア・モロッコ・アンゴラ・エチオピア
NIKE(1)
ザンビア
AIRNESS(1)
マリ
BURRDA(1)
チュニジア
errea(1)
コンゴDR
tovio(1)
ニジェール
Tape(1)
カーボベルデ
【2014ブラジルW杯-2015年】
2014ブラジルW杯出場32ヶ国のメーカーシェア (2013年11月時点)
NIKE(10)
ブラジル・イングランド・オランダ・ポルトガル・フランス・クロアチア・ギリシャ・アメリカ・オーストラリア・韓国
adidas(9)
アルゼンチン・コロンビア・ドイツ・ロシア・スペイン・ボスニア・ヘルツェゴビナ・日本・メキシコ・ナイジェリア
PUMA(8)
チリ・ウルグアイ・イタリア・スイス・コートジボワール・カメルーン・アルジェリア・ガーナ
marathon(1)
エクアドル
BURRDA(1)
ベルギー
uhlsport(1)
イラン
lotto(1)
コスタリカ
Joma(1)
ホンジュラス
W杯シェアトップを狙ったadidasは、2013年の内にメジャー国ばかりか中堅国のニューモデルも
リリースし、そのどれもがデザイン的な評判も良く好スタートであったが、欧州PO全敗が響きNIKEに
その座を奪われた。そのNIKEとPUMAはリリースを年明けに持ち越している。
88年ユーロでの大胆なデザイン変更は当時のサッカーファンにはどのように思われたのでしょうか?
クラブチームだとプラティニのいたユベントスとマラドーナのいたナポリのユニフォームデザインは現代でも通用するくらい洗練されていたと思うのですがナショナルチームのユニフォームにデザイン性というものが盛り込まれるきっかけの一つとして当時のスーパースター二人が所属していたクラブの影響なんていうのもあるんですかね?
でも同年代でもミランのユニフォームはあまりカッコイイとは思えずフリットがいた頃のミランがトヨタカップに出場している際の映像を見ましたが当時の日本の高校サッカーのユニフォームとさほど違いがありませんでした。
おっしゃる通りですね。
それぞれのスポーツの特性によって、ユニのトレンドも変化していくんですね。
逆にサッカーはジャージを掴むとファールをもらえるのでフィットジャージはあまりはやらなかったんだと考えます。
なるほど。
「マーク+フォント」から「マークだけ」には気づきませんでした。
今度、もっと突っ込んで調べてみますね。
素材に関してはうちのブログではあまり詳しく言及していないのですが、進化はすごいですよね。
コットンと言っても最新素材のようですし。
「マーク+フォント」から「マークだけ」に変化していってますね。
それとNIKEとその傘下のUMBROのフランスとイングランドの最新ユニに
コットンが使われているのが非常に興味深いです。
これは新たなトレンドになっていくのでしょうか?
それだけNIKEもサッカー界で地位を築いたということですね。
ある意味、貴重なコメントありがとうございます。
NIKEが割りと新参者だったことに驚きました。
南米の国がUMBROを着用していた時代があったというのも凄く意外です。
おもしろいものですねぇ。
こうして並べてみると、どんどんシンプルになってきてますよねぇ。
94年への回帰はあるのでしょうか?
94年は同じアディダスでもナイジェリアやアメリカのような個性的なデザインがあったりして、今思えば94ナイジェリアは買いだったかな〜なんて後悔したりもしています。 汎用モデルのブルガリアやルーマニアも個性的でカッコいいと思いますね。特にブルガリアは好きですね〜。
もう14年前なんで機能的やデザイン的には古さは感じる部分はありますが個性という点では今よりも勝ってますよね〜。
ブラジルやコロンビア、イタリアのユニフォームのようにエンブレムの透かしはカッコいいです。
98年ではやはりイタリアのカッコよさがダントツだったと思います。 ホームのフルマーキングはいまだに欲しい1枚ですよ。
日本やメキシコもいい味だしてましたね〜。
いや〜懐かしいです。
最初、カタカナで書いちゃってすいませんでした。。
その時代時代によって、大きな流れがありますよね。
今のシンプルに寄った振り子が、いつ逆に振れるのか、大いに興味深いところです。
僕は元々ユニホーム自体には興味はなかったんですよ(笑)
90年のスキラッチをみてアズ−リに魅せられのめり込んでいった経緯がありまして、要は強いチームはただの青色でもこうもかっこよく見えるものかと。
それ以来だんだんと収集するようになりまして。
今では代表の強さもまるで関係なくなりました(笑)
個人的には90年代が好きですね。
個性のあるモデルが多くて。
メキシコのアステカ透かしとか、ユーロ補欠優勝のデンマークとか。
現在はNIKEに期待する感じですね。
各メーカー様々なアイデアを出して欲しいものです。
PUMAのホームとアウェーで襟を分けてるのなんか良いですね。
そういえばアメリカ94のH&Aの件ですが、
なぜ星モデルをホームと思ったかというと、
本大会1次リーグで3試合とも星モデルだったんですよ。
スイス、コロンビア、ルーマニア。
で、コロンビアを破るアップセットを演じて、決勝トーナメント1回戦がブラジル。
ここで初めてストライプモデルが登場しました。
地元開催の大会で1次リーグ3試合で着用。
ってこれで単純に星モデル=ホームと思ったわけです。
コメント返信、整理してたら長くなったので、新しいエントリー上げちゃいました(苦笑)
http://football-uniform.seesaa.net/article/75243185.html
それから94アメリカのブラジルとコロンビアは、この写真だと似ていますが
実際はブラジルが白ソックスで、コロンビアが赤ソックスなので、かなり印象は違います。
でもシャツは確かにそっくりですね。
それでもアディダスにその勢いが無くなったのはプーマとナイキの伸びがあるからでしょうか。その辺りのアディダスから他メーカーへの鞍替え履歴なんてのも気になります。同じ様に近年増えてきているナイキ使用国も、ナイキの前は何を使っていたかというのも気になりますね(なんだかリクエストみたいになってしまいました)。
今後、欧州ではいわゆる大国レベルでのサプライヤーのチェンジというのはありますかね?しばらくは現状のサプライヤーで推移して行くのでしょうか。
それにしても94年アメリカW杯はコロンビアがブラジルとソックリだったり、メキシコのアウェイに緑が無かったりと今見ると中々興味深いですね。
げっ、ユーロ92のadidas、8ヶ国しか出ていないのに15とは。。
イタリア90のをコピーした後、直したはずだったのに。。
さっそく修正しておきました。
集計は今までやり貯めていたので、今回は整理しただけです(笑)
スペイン82以降、W杯とユーロ全試合のユニフォーム着用データは集計してあります。
アメリカ94モデルは確かに微妙ですよね。
ボクは勝手に星モデルをホーム、縞モデルをアウェーと思っていました。
いやー、本当に情報量が多くて感服です。ここまで集計するのも大変だったでしょう。おつかれさまです。これもひとえにyuukiさんの日頃の収集活動の賜物かと。
そんな努力を惜しまないyuukiさんに突っ込むなんて、、とてもとても恐縮ですが、、、まず、ユーロ92のadidasの数が違いますよ(笑)で、前々から疑問に思っていた'94アメリカなんですが、色々なサイトでH/Aの判断がまちまちでして、こちらの「ブルーグレー砂地に白☆をちりばめたモデル」ともう一方の「赤白波型ストライプのモデル」、どちらが本当のホームなんですかねぇ??僕もアイコンを作るつもりなので、要確認ですね。アメリカは大体ホームが白、アウェイが紺ベースなので、赤白がホームなのではと踏んでいるんですが。。いずれにせよ、二つ合わせて星条旗、てアイディアが面白いですよね!
他の写真も期待してますよー(^^)/