カブラルさんのコメントその2。
「近年増えてきているナイキ使用国も、ナイキの前は何を使っていたかというのも気になりますね」
では、ドイツW杯でNIKEを着用した8ヶ国と、ユーロ08でNIKE着用予定の5ヶ国の内、
ドイツW杯に出場しなかった2ヶ国の計10ヶ国について90年以降のメーカー変遷を見てみよう。
【直前がadidas】
アメリカ
90イタリア予選〜adidas
95モデル〜NIKE
オーストラリア
88年頃〜adidas
04年頃〜NIKE
トルコ
90イタリア予選〜adidas
ユーロ04予選〜NIKE
【直前がUMBRO】
ブラジル
86メキシコ予選〜TOPPER
94アメリカ予選〜UMBRO
97年〜NIKE
【直前がlotto】
オランダ
74西ドイツ〜adidas
ユーロ92〜lotto
98フランス予選〜NIKE
クロアチア
ユーロ96予選〜lotto
02日韓予選〜NIKE
【直前がその他】
メキシコ
86メキシコ〜adidas
93コパアメリカ〜UMBRO
95年頃〜ABA SPORT
99年頃〜GARCIS
02日韓予選〜atretica
03年頃〜NIKE
07年〜adidas
ポルトガル
78年頃〜adidas
ユーロ96予選〜OLYMPIC
98フランス予選〜NIKE
ロシア(ユーロ92はCIS、それ以前はソ連)
82スペイン〜 adidas
94アメリカ予選〜Reebok
98フランス予選〜NIKE
韓国
90イタリア予選〜RAPIDO
98フランス予選〜NIKE
こうしてみると、PUMAを除く多くのメーカーが、NIKEの攻勢にあっていることがわかる。
カブラルさん、どうですかぁ?
こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。
PUMAも各国代表チームのサプライに力を入れ出したのは、実は最近になってからなので、
NIKEがPUMAに手を出していないというよりは、NIKEとPUMAが競って
adidas、lotto、UMBROなどいわゆるサッカーメーカーに攻勢をかけている感じでしょうか。
何せPUMAは、94アメリカでは0ですもんね。
確かにカブラルさんの言う通り「大型移籍」特に3大メーカー間の移籍はなくなりそうですね。
ナイキは基本的にアディダス使用国以外の強国、知名度のある国をスカウトしている感じですね。おそらくこれまでのユニフォーム界では考えつかなかった様な「攻勢」があったと思うのですが、このナイキの勢力拡大が近年の代表チームを取り巻く環境にも良くも悪くも影響を残していると思います。
それにしてもプーマ使用国に手を付けていないのが不思議ですね。プーマ使用国は、ナイキの対サッカー戦略にとって重要ではなかったというだけかもしれませんが。
しかしこのナイキの攻勢により、W杯で目にするユニフォームメーカーは固定されそうですね。今後は有名メーカーによる引き抜き異動以外は動きがなさそうですね。
年末年始の忙しい時期にありがとうございました。今年もよろしくお願いします!